Oaxaca オアハカ・セラミックに、心ときめいて

オアハカはアルテサニアの宝庫。そうは聞いていたけれど、こんなに陶器が魅力的なんて。今回は素敵なオアハカ・セラミックとの出合いについて書きたいと思います。
(記事更新が大幅に遅れてしまいました。以後、週一アップを目指して頑張ります!)

1.サン バルトロ コヨテペック村のBarro Negro 


最初のお気に入りとの出合いは、オアハカのセントロから車で40分くらいの村、サン バルトロ コヨテペック。ここは、barro negro(バロ ネグロ)と呼ばれる黒い陶器で知られる村です。
バロ ネグロの黒は着色ではなく、土の配合や焼き方で出る色だそう。黒い陶器自体は昔からあったそうですが、今のように光沢のあるバロ ネグロができたのは、ロサおばさんという、ここの村の女性が艶の出し方を研究し、焼いた後に磨く技法を生み出してから。それ以降この村はバロ ネグロの村になりました。

私たちが訪ねたAlfarería Doña Rosa(アルフェリア ドニャ ロサ)は、そのロサおばさんの工房。村いちばんの品揃えで、私たちが訪ねた時もメキシコ人で賑わっていました。
中庭を囲んだ工房。気持ちよくお買い物ができる。
七三分けのガイコツ! 90ペソと、プライスもかなり安い。
彫りが美しい大皿。
猫が気持ちよくお昼寝中。

壁に描かれたロサおばさん。今のバロ ネグロを創り出した人。

訪れたのは死者の日。バロネグロで飾られた祭壇もありました。
子供は中庭のアカプルコチェアでくつろぎながら、私たちの買い物が終わるまでくつろいでました。
品揃えとしては、食器よりも壺、花瓶、置きものが多いです。食器を買いたい人にはちょっと物足りないかも。
でも、私たちが購入したのは食器。こんな、焼き色にムラのあるお皿に一目惚れしました。
きれいに光りすぎていない色合いと、シンプルなフォルム。力強さを感じる佇まいは、和でも洋でも似合うはず。

直径◯cmの大きさで1枚、200ペソ。このお手頃なプライスも魅力。


このすぐ近くには小さなアルテサニアのメルカドもあり。品揃えは、ほぼバロネグロ。ドニャ ロサ工房にないようなものあったりするので、気になる方は立ち寄ってみては。

Alfarería Doña Rosa

Benito Juárez 17, 1a Sección, 71256 San Bartolo Coyotepec, Oaxaca
tel:01 951 551 0011

2.La Chicharra Cerámica (ラ・チチャーラ セラミカ)


サント ドミンゴ教会の目の前。小さなショップで出合ったのが、ガイコツのテキーラグラス。 

色のトーンや質感に温もりが感じられて、日本人の手にもしっくりくる。それが第一印象。日本酒のおちょことしても使えると、目を輝かせたのは旦那さん。

今回買わなかったのですが、お店に並んでいたポットも素敵でした。フォルムや色味が、どこか北欧っぽい。

La Chicharra Ceramicaはオアハカのセラミックブランド。職人による確かなクォリティと、デザイン性の高さが魅力で、”使う喜びのために”をキーワードに、日々の生活に取り入れたくなる食器類を主に展開しています。

このプレートのように、シンプルでいながら、独特のテクスチャーと色合いに個性を感じます。

今回わたしが、La Chicharra Ceramicaの商品を購入したのはオアハカの中心、サン ドミンゴ教会の脇にあるJardín del Pañuelito(パニュエリート公園)の目の前、”Marias Arte y Deseño " という小さなショップです。
左のショップ。ちなみに、隣はラグのお店。
La Chicharra Ceramicaの陶器以外にも、オアハカのアーティストによる版画やデザインアイテムが充実。小さいショップながら、見応えあり。

Marias Arte & Diseño

Dirección: Gurrión 102, RUTA INDEPENDENCIA, Centro, 68000 Oaxaca


今回は行けなかったのですが、オアハカのセントロから車で20分ちょっとのところに工房もあり、品揃えは多いそう。
写真上:La Chicharra CeramicaHPより

気になる方はぜひ。私も次回は行ってみたい!

La Chicharra Cerámica

Dirección:Plan de Ayala 215 Ejido Guadalupe Victoria Agencia de Policia de Guadalupe Victoria, 68026 Oaxaca, Oax.
Tel:044 951 426 1657


3.Sierra Mixeの陶器
Sierra Mixe(シエラ・ミヘー)とは、オアハカ北部の山岳地帯。そこに住む先住民族が作るセラミックは、ラスティックなテラコッタ色が特徴。にじむような黒がアクセントになっていて、存在感があります。そして、この素朴な佇まいは、メキシコ料理と相性抜群!

カラフルなメキシコ雑貨も好きだけど、最近は、メキシコ大地の乾いた空気を感じさせるプリミティブなアイテムに心惹かれます。。。

わたしがこの陶器に出合ったのは、セントロのお店、Casa del Rebozo。

いかにもお土産屋さん、といった雰囲気のショップですが、オアハカ各地の質の良いアルテサニアが集められていて、しかもプライスがリーズナブル!私が買った写真上のプレートも、直径35cmくらいで、200ペソでした。

La Casa Del Rebozo

Dirección:5 de Mayo 114, RUTA INDEPENDENCIA, Centro, 68000 Oaxaca, Oax.
Tel:01 951 514 4023


今回惜しまれるのは、素焼き陶器の村、アツォンパ村に行けなかったこと。これで、また1つ、オアハカに戻る理由ができました!



mexico lindo

メキシコ在住の女性目線でお届けする、メキシコ情報マガジン。 lindo(スペイン語で”かわいい”)なものを中心に、きれい、おいしい、たのしいetc.を発信。

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